日本語だと児童書を手に取る大人の方は少ないかもしれませんが英語となると、その学習には絵本児童書は避けて通れません。とはいえあまりに子供っぽいのは、ですよね。
そんなこんなで、英語多読を始めて以来、大人も楽しめる絵本、児童書を常に探しているのですが、やっぱり外せないのはJohn Burninghamさん。シュールでいつつ、あったかいそんな絵とストーリーばかりです。以前にも時々ご紹介していたのですが、まとめてお伝えしたく、今回のテーマとなりました。
Around the World in Eighty Days YL3程度
タイトルから、あの本だと思われた方あるかもしれませんよね、80日間世界一周。
そう、そのとおり。でも、こちらはBurninghamさんが世界一周をした時のお話なのです。いろんな国について温かい絵とウィットにとんだコメントで、一味違った世界一周が楽しめます。日本にもいらしてますよ!
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Avocado Baby YL1程度
虚弱児だった赤ちゃんにアボカドを与えたら、怪力Avocado Babyに!泥棒を追い払ったり、荷物を運んだりと大活躍。たぶん読んだお子さんみんなアボカド食べたくなりそう。
Harvey Slumfenburger's Christmas Present YL2程度
ちょっと季節外れですが、サンタさんのお話です。やっと配り終わって、トナカイ達を寝かしつけたサンタさん。なんとひとつプレゼントを配り忘れていることに気づきました!飛行機やジープ、スキーなど。みんなの力を借りてサンタさんは進みます。無事山の上のおうちまでプレゼントを時間内に届けられるでしょうか?!
John Patrick Norman McHennessy: The Boy Who Was Always Late YL1.5程度
以前もご紹介いたしましたこの長いタイトルの本。マズルカ大好きです。
いつも遅れちゃう彼。でも本当にいたしかたない?素っ頓狂な?理由なので先生には全然信じてもらえません。
Humbert YL3程度
屑鉄を運んでいる馬のハンバート。世の中は不公平だなあと思っています。私たちもそういう風に思っちゃうことありますよね。でも最後には!そんなにうまくいくことある?と思いつつちょっとハッピーな気分になる絵本です。
Time to Get Out of the Bath, Shirley YL1程度
お風呂から出る時間ですよ!お母さんから子供の頃そんな風に言われた経験はありませんか。でもシャーリーは大冒険中なのです!左側はお母さんの様子、右側はシャーリーの大冒険が鮮やかな絵で描かれています。
Whadayamean YL2程度
ほんわか本が多いBurminghamさんですが、これはちょっとテイストが違います。テーマは環境問題や戦争など。地球を作った神様がしばらくして訪れてみたところ、パラダイスだった地球は大変なことになっていました。。子供たちの目を通して描かれる様々な問題。Burminghamはそれでも人間の気づきを信じています。そうであってほしいと思います。今こそ大人にも子供さんにもぜひ手に取っていただきたい本です。
2019年に惜しくも他界されるまで、沢山の絵本を世界中の子供たちに与えてくれたBurminghamさん。お子さんが楽しいだけでなく、最後の本のように、私たちや私たちが住む地球にも愛を注ぎ、そして暖かな語り口ですが警鐘を鳴らしてくださっています。神様が言うならと、心を改める最後の本にでてくるひとびと。私もそういう風に、誰かの言葉に耳を傾ける人でありたい、そしてきっとまわりのみんなもそうだ、まだやり直せる、とある種楽観的に考える人でありたい、そんなメッセージを受け取ったマズルカでした。
これまでのご紹介は下記を。