皆様よきお正月をお過ごしになられたことと思います。本年もよろしくお願いいたします。相変わらずののんびり、ゆっくり投稿ですみません。
今回は、絵が素敵だなあ、と思う絵本、児童書をご紹介していきたいと思います。多読は易しい本をたくさん読むことが肝のひとつですが、やっぱり子供っぽいものをたくさん読み続けるのは、大人はきついことがあるなあ、というのが正直な感想でした。
ただ、英語の絵本、児童書の中にはストーリー的にはもちろんですが、絵の面からも大人が見ても素敵、楽しいものはたくさんあります。自分としては、そういうものを探すのにちょっと苦労するところがありましたので、皆さんの多読にお役に立つところがあればいいなあ、と今回もご案内です。
Ottoline and the Yellow Cat YL3程度
こちら、コミックといってもいいような、絵本といってもいいような児童書です。不思議なマンションに不思議な毛が長~い生き物(Mr. Munroe)と二人?で暮らすOttolineがMr. Munroeと共に宝石窃盗、イヌの失踪事件解決に挑むお話。ストーリーはシンプルですが、絵がほんとにかわいいのです。そして絵の中にも追加情報?がたっぷり。メインの文章を読んでどんどんストーリーを読み進めるか、じっくり眺めて読んでいくか、それはお好みで…。
Peter's Place YL4程度
ペーターが大事にしている浜辺にタンカーのオイルが!自然の大事さ、そしてそれがいかに一瞬に奪われるのか、など、とても大切なことが水彩画風のやさしい絵と共に素直に心にしみこんできます。英語は絵本としてはちょっと難しめなかんじです。
A Tree Is Nice YL1程度
A tree is nice~と木がどんなに素晴らしいか(日陰をくれて、木の下でピクニック、ぶらんこをつって、風を防いでくれて…)を縦長のダイナミックな絵、そして時にはシンプルな白黒の絵で語り掛けてくれます。何度も同じ形で繰り返しがあるので、英語の学習としても適している気がします。
The Beast of Monsieur Racine YL2程度
Racieneさんの梨を食べちゃった不思議な生き物。学者さんもなんだかわかりません。その正体は。。とぼけた感じの絵とストーリーがかわいいのです。
Sleep Like A Tiger YL1程度
眠くない女の子。無理に寝なさい!と言わないお父さん、おかあさんがいいかんじ。独特の雰囲気の絵が、読んでいるものを起きている時間から寝ている時間へ、なんだか不思議に、自然に移行させます。タイトルがまたいいですよね。
これ以外にも、これまでにご紹介しましたUri Shulevitz、Tomie dePaola、David Wiesner、Jon Klassen、John Burninghamなど、ストーリーも絵も素敵な作家さんの作品がたくさんありますので、そちらもよろしければ試してみてください。
上でも書きましたが、自分が多読を開始した折に、次に何を読もう、楽しく読める本はないかしら?というのが常に直面した問題でしたので、今年も大人の方でも楽しく、気づいたら量を読めるような絵本、児童書などをご紹介できたらいいな、と思っております。