Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

おすすめ英語多読書 大人もはまる児童書 その1 シンシア・ライラント

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updated: 2019/10/11
以前、児童書は内容が子供っぽすぎて、大量に続けて読むにはキツイこともある、と書きましたが、中には大人も(もしかして大人こそが!)おおはまり、の児童書もたくさんあります。私が大好きな児童書、作家さんを少しずつご紹介していきたいと思います。

 

最初にご紹介するのは、アメリカ人作家シンシア・ライラント。

この作家さん大好きなんです。絵本みたいな体裁だけど、実は大人に向けて書いてるのかな~って思うくらい。ニューベリー賞も受賞している実力派です。

 Lighthouse family

 

中でも一番大好きなのが、Lighthouse familyシリーズ。灯台守の猫パンドラは一人ぼっちで嵐から船を守り続けています。孤独な仕事です。そこに船乗りの犬シーボルトが難 破してパンドラに助けられました。シーボルトはパンドラの灯台守の仕事を助けますが、いつかは海に戻ろうと考えています。そんなとき3匹のネズミが流れ着いて。。絵がとても美しくかわいらしいのですが、単にかわいいだけのお話ではなく、皆が心の中にさみしさを抱えつつも5匹が素敵なファミリにーになっていくストーリーに大人も心を奪われます。皆が出会う第1作”The Storm”は最初に読むことをおすすめしますが、それ以降はどれを先に読んでもあまり問題ありません。現在までに8冊のシリーズが出ています( The Storm (Lighthouse Family Book 1) (English Edition)The Whale (Lighthouse Family Book 2) (English Edition)The Eagle (Lighthouse Family Book 3) (English Edition)The Turtle (Lighthouse Family Book 4) (English Edition)The Octopus (Lighthouse Family Book 5) (English Edition)The Otter (Lighthouse Family Book 6) (English Edition)The Sea Lion (Lighthouse Family)The Bear (Lighthouse Family Book 8) (English Edition))。YLは3くらい。

Mr. Putter & Tabby 

 年を取っていく大人の寂しい、でも穏やかな気持ちを描かせたらライラントにかなう者はいないでしょう。Mr. Putter & Tabbyシリーズもそんな作品です。こちらはYL1.5くらいなので、Lighthouse familyシリーズよりとっつきやすいかもしれません。

Mr.Putterは一人暮らしのおじいさんです。一人の生活を楽しんでいますが、少し寂しくなって。。そんな時に老猫Tabbyに出会います(第1巻『Mr. Putter & Tabby Pour the Tea』)。一人と一匹のお年寄りたちの穏やかな、でも少しコミカルでかわいい日常を描いたシリーズです。20巻以上出ています。これもまた1巻以降はどの順で読んでも大丈夫です。お隣のチャーミングな老婦人Mrs. Teaberryと犬のZekeも登場します。

 The Old Woman Who Named Things

 

こちらはシリーズ本ではありません。The Old Woman Who Named Things.ちょっと不思議なタイトルですね。年を取って友達がいなくなってしまったおばあさんは、自分の周りの車や家を名前で呼んで暮らしています。ただ、毎日やってくる子犬にだけは決して名前を付けようとしません。名前を付けなかった理由にほろりとします。こちらもYL1.5くらいです。ライラントさんの作品が気に入ったら、ぜひ試してみてください。

 

Angel for Solomon Singer

 

ライラントの素敵な本をまた見つけたので、追加でご報告させてください。こちらの主人公は故郷を離れ、都会で一人暮らしをしている男性、Solomon Singerです。彼は今住んでいるところも、町も好きではありません。そんな彼の気持ちが一つの小さな偶然をきっかけに大きく変わっていきます。その場所が好き、というのは突き詰めたらどういうことなのか、というのを考えさせられる素敵な作品です。YL2位。

 

ライラントは英語多読を始めたからこそ出会えた、児童文学作家さんです。こういった素晴らしい本との出会いがあることも、英語多読の魅力の一つかもしれません。またいろいろおすすめの本、作家さんがありますので、ご紹介できればと思います。