(updated: 2020/03/29)
英語多読、その名の通りたくさん読む、ために。。最初の問題がコストではないでしょうか。一般に文字数が少ない本は文字単価が高く、例えば1冊100ワードの絵本が1000円だとすると、1000ワード読むのに1万円もかかってしまいます。これでは100万語到達までにいくら費用が掛かることか!ワード数が多い本を読めるようになると、文字単価はだんだん下がってきますが、最初のコストの壁はなかなか高いものがあります。もちろん、本は著者の方が一生懸命書かれたもので、作家さんたちは本を売って生活されていますから、できるだけ本は買った方がよい、というのがマズルカのスタンスですが、それでも全部購入していたのでは、なかなかボリュームを稼ぐことができませんよね。
そこで、ありきたりではありますが、いくつか多読をサポートしてくれるツール・サイトをご紹介。。
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図書館
多読を始めた際に一番頼りになる身近な存在ですよね。最近の図書館はウェブ上で所蔵図書を検索できることが多いと思います。まずは読みたいものから、ですが、だんだん読みすすめて何を読めばいいか思いつかなくなってきたときは、penguin readers, macmillan readers, oxford bookwormsなどの検索ワードをいれるとその図書館で所蔵しているGRが検索できることが多いです。ありがたいことに無料ですから、選り好みせずにどんどん借りて、気に入らなければ途中でやめてしまいましょう。意外なあたり本に出会えるかもしれません!私もホラーなどは普段ほとんど読まないのですが、GRでは結構はまって読みました(文字制限がある分、逆に怖すぎない、というメリットがあるんですよね!)。自分の近くの図書館を読みつくしてしまったら、勤務先近くの図書館にも手を出しましょう。結構在勤者にも門戸を開いてくれている図書館もあります。
貸出はしていませんが、国立国会図書館の支部である国際子ども図書館(https://www.kodomo.go.jp/)は建物も素敵ですので、美術館・博物館に立ち寄った際にでも。
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Project Gutenberg
Project Gutenberg、これも利用されている方が多いでしょう。日本の青空文庫のように、著作権がきれた本を無料でダウンロードできます。ただ著作権切れだけあって古い本なので、特に初心者の方にはちょっと読みづらいと感じる本が多いかもしれません。とはいえ、児童書などもありますので、一度は訪れてみることをおすすめします。
名作、エルマーシリーズの一作目「My Father's Dragon」https://www.gutenberg.org/ebooks/30017 や、
ドリトル先生シリーズhttps://www.gutenberg.org/ebooks/501などもありますよ。
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古本屋さん
意外と英語の古本を扱っている本屋さんって少ないんですよね。近くにそういう古本屋さんが運よくある場合を除いて、皆さんネットで探されることが多いのでは。
そんな中で、洋書古本ショップ【てつがくのみち】さん(https://tadoku.ocnk.net/)では洋書古本を専門に扱っておられるので私もお世話になっています。GRや児童書もありますよ。オーナーの方(漫画家さん)の絵がかわいらしくてそれも魅力です。
もちろんアマゾンや楽天などのサイトでも見つかります。金額が千差万別なので、読みたい本があるときは宝物探し気分でチェックするのがよさそうです。
海外の古本屋さんも活用しています。関心がおありの方は下記をご参照ください。
今日のまとめ
多読の最初の壁“コスト”は、図書館や古本屋さんの力を借りて乗り切りましょう!
番外編
初期には向きませんが
国立国会図書館デジタルコレクション
でも著作権が切れた所蔵本のデジタル公開を一部行っています。検索がなかなか難しいですが、一度チェックしてみる価値はあると思います。マズルカが検索した際には、スポットライトという項目で、芥川龍之介により編纂された英米文学短編集「The modern series of English literature」が紹介されていました。