以前このブログの「絵が素敵な絵本」でもご紹介しましたMaurice Sendak、今日は彼の作品(絵だけのものを含めて)をまとめてご案内したいと思います。なんてったって、絵が美しい!のです。そのうえストーリーも素敵な作品が目白押しです。
Maurice Sendakといえば、これを外せません。
Where The Wild Things Are YL2程度
「かいじゅうたちのいるところ」のタイトルで日本語版も有名ですよね。
かわいい、というのとはちょっと違う、でも全くグロテスクではない“かいじゅう”たちがページいっぱいに広がっていて。めくっているだけでも楽しい作品です。
私にとってMaurice Sendakといえばこのシリーズ。
Little Bear YL1程度
作者はElse Holmelund Minarikです。子供のころに日本語で何度も読みました。細い線で書き込まれたくまくんが、ほんとにかわいらしくて大好きです。短編で読みやすいです。シリーズになっていますので是非。
In the Night Kitchen YL0.5程度
画面いっぱいにあふれる絵と不思議なストーリー。お子さんと一緒に声に出して読むのがよさそう。
Seven Little Monsters YL0.5程度
横長の絵本にかいじゅうたちのとぼけた感じの絵が素敵。Where The Wild Things AreとはまたちがったSendackのかいじゅうが楽しめます。
Mr Rabbit And The Lovely Present YL1程度
Sendakの絵がとても雰囲気があって、女の子がうさぎさん(というにはびっくりするほど大きくて人間っぽい!)に、お母さんのお誕生日プレゼントを相談している、という不思議なお話に違和感なく入っていけます。英語もシンプルで分かりやすく多読向きです。
The Sign on Rosie's Door YL1程度
Sendakの絵とストーリーがかわいい。そうだ、子供のころこんなだったと思いだしました。大人が考えた子供、というより子供の目線で描かれているところがいいかんじです。
Pierre: A Cautionary Tale in Five Chapters and a Prologue YL1.5程度
Maurice Sendak作品。何を言われても”I don't care.”と答える男の子のお話。読んでいると途中であれれ?とびっくりしますよ。お子さんは絶対好きだと思います!
Very Far Away YL2程度
子供の時、お父さん、お母さんがわかってくれない!と“遠くへ”家出したことありませんか。その時の気分がよみがえってきます。残念ながら中古でしか手に入らないかもしれません。
Outside Over There YL2.5程度
こちらもストーリー、絵共にSendakの作品。夢のお話?不思議な雰囲気の絵とストーリーです。絵は美しいですが、ずっと見ているとじわじわ怖くなってきたりも。。単語は少し難しめ。
Bumble-Ardy YL3程度
しっとりした雰囲気が多いイメージのSendakですが、こちらは絵本いっぱいにぶたさんたちがひしめき合っている、といってもよさそう。楽しく読めます。ぶたさんのお誕生日のお話。こちらも単語は少し難しくかんじましたが、読み飛ばしても十分伝わります。
Kenny's Window YL3程度
Sendack初期作品。4本足のおんどりのなぞかけに答えていくケニー。なぞはどれも抽象的で、読み進めていても結局??というお話がいくつもありました。もちろんケニーはちゃんと謎を解きますよ。夜のとばりがおりた中で進んでいくような、不思議なストーリーです。
上記以外のSendack作品は下記一覧から確認できます。
ぜひ試してみてください。
https://en.wikipedia.org/wiki/Maurice_Sendak#Author_and_Illustrator
まだ自分でもトライしてみている最中なのですが、なんとなく同じ作家さんの文章をたくさん読むと、その方の文章や世界観に慣れて、少し難しいものでも読みやすく感じるような気がしています。
皆さんはいかがでしょうか。好きな作家さんがあったら何冊か続けてトライしてみてください。
少しずつスムーズにレベルを上げるのに向いているような気がします。マズルカ、もう少し調査してみます!効果がありそうなら、またご報告しますね。