Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 やっぱりペーパーバックが読みたいときに

英語多読をされている方の中には、目標が“ペーパーバックを読む”という方も多いのではないかと思います。とはいえ、なかなか難攻不落。何度もトライされて、やっぱり自分はまだ能力が足りないんだ、とても無理、と意気消沈された方も多いのではないでしょうか。

そんな方に、比較的短くて、読みやすいのが「サスペンスの女王」とも称されるメアリー・ヒギンズ・クラークの作品です。2年ほど前に92歳でお亡くなりになられましたが、80台になっても精力的に作家活動を続けておられました。

でも彼女の作品はちょっとトラウマを抱えた感じの女性が出てくることが多い気がする、とか、サスペンスはちょっと、という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にお勧めしたいのが、Alvirah and Willyシリーズです。これは宝くじに当たったことによって一夜のうちに大金持ちになった、元配管工とお掃除のお仕事をしていた初老のカップルが主人公のシリーズです。
二人はとても仲良し(AlvirahはいつもWillyがかっこいいと思っていて、それが随所に出てくるのがかわいらしい)で、時間があるのをいいことに?ちょっとおせっかいに謎に取り組んでいくところがほのぼの致します。

 

The Lottery Winner
中でもお薦めはこちら。短編集なのでいきなり長い本は、と躊躇する方も気楽に楽しめます。とはいえお金持ちの方向けスパでの宝石盗難事件など、ちゃんとそれぞれのお話で謎解きはありますよ! 

 

All Through the Night
こちらは長編です。クリスマスに教会に置き去りにされてしまった赤ちゃんの謎、盗まれた聖杯、捏造された遺書問題などなど。Alvirahはすべてをうまく解決できるのでしょうか?

ちゃんとどの本も登場人物の背景が挿入されるので、気になったものから手に取ってみてください。

でも、じゃあどうやったらシリーズ本ってわかるの?って思う時ありませんか。
そんな時にお勧めのサイトが、BookSeriesInOrder.comです。

図書館で働く本好きのお父さんが作ったサイトです。作家ごとに作品が年代順に記載されているのですが、このサイトがすごいのはシリーズごとに分類してくださっているところです。
例えばクリスティのミス・マープルが主人公の本を読んでみて面白かったから、次も(ポアロではなく)、ミス・マープルが主人公の本が読んでみたい!とおもったとき。タイトルだけでは判断がつかない場合、例えばアマゾンでクリスティと検索して、そこから各本の説明を読んで…と結構時間がかかります。そんな時にこのサイトを見れば、一目瞭然です!

もちろんAlvirah and Willyシリーズもすぐに検索できます。

著者で調べたいときはAuthorsをクリックするとアルファベット順に表示されます。
各キャラクターで調べたいときはCharactersをクリックすると、キャラクター(シリーズ)名のアルファベット順に表示されます。
もちろん検索でも確認できます。

 

ペーパーバックの最初にはコージーミステリーが良い、とよく言われます。でもみんながクッキーやケーキにからむ殺人事件が好きなわけではありませんよね(コージーミステリーがそればかりってわけではありませんが、ちょっと極論)。このAlvirah and Willyシリーズはジャンル的にはコージーミステリーに入るのでしょうけれど、もう少しからっとしていて、男性も楽しめるような気がします。よかったら手に取ってみてください。

 

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