Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 Graded Readersのメリット:古典を読む その2

このブログを開始した初期に書いたのですが、英語多読でGRを読むメリットの一つに、今まで手を出せていなかった古典の名作にトライできる、という点があると思います。もちろんオリジナルを読めたら一番いいのですけれど、古典は英語表現が難しいことも多く、そもそもマズルカなど翻訳版でも途中で挫折、などという面目ない状況の本も多々あったりします。
でもやっぱり、みんながいいと思って残ってきた名作、いつかはその世界に触れてみたいですよね。そんなときに日本語であらすじを読むのもいいですが、まずはGRを利用してみるのはいかがでしょうか。名作の一端に触れることができて、英語力のアップにも役立ち、一石二鳥。そして読み終わったときには、こんな面白かったんだ、いつかはオリジナルに!というモチベーションアップにもつながって一石三鳥かも?

 

Oxford Bookworms Library: Level 2: Much Ado About Nothing

そう、シェイクスピアも読んでない古典の一つ、という方も多いのでは…。こちらは「空騒ぎ」。2組の若いカップルが、周りの悪だくみにも負けず、めでたく、というシェイクスピアには珍しい気もするハッピーエンドの物語。ちょっとシンプルすぎるストーリーになっていますが、シェイクスピアがLevel 2から読めると思えば。多読の入り口にぴったり。

 

Oxford Bookworms Library 1 Little Lord Fauntleroy
こちらは「小公子」。子供の頃にアニメでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。なんとなくストーリーは理解していながら、ちゃんと読んでなかったなあ、の名作でした。こんなお話はご都合主義と言われようと、結構好き、なマズルカ。

 

Penguin Readers: Level 2 PERSUASION
「Pride and Prejudice(高慢と偏見)」などでも有名なジェイン・オースティン作品。オースティンも勝手に苦手意識があって、読んでいなかったマズルカなのですが、GRで読んでみるとこれが、面白いのです。いつの時代も人間って一緒だなあ、などと思わされます。周りに説得されて結婚をあきらめたアン。でも失意の彼は戦争に行って大活躍、今や時の人。アンはずっと彼のことが忘れられずにいたのですが…。

 

Dracula Level 2 Oxford Bookworms
ブラム・ストーカーの古典的怪奇小説。
いろいろな語り手が話すスタイルになっていて、興味が引かれます。イメージが独り歩きしている感がある作品なので、ぜひ一度手に取っていただきたいです。

 

Penguin Active Reading: Level 4 Nicholas Nickleby
チャールズ・ディケンズ作品。ニコラスがお金持ちの、でもケチでいじわるのおじさんに邪魔をされつつも、妹や家族と幸せになるお話。痛快ではあるのだけれど、周りの登場人物のことを考えるとなんだか少しかわいそうな気もしたり。

 

LA CONFIDENTIAL PGRN5
これは古典というにはちょっと新しいかも。ジェイムズ・エルロイの『L.A.四部作』の第3部。映画化もされた名作です。とても込み入っていて登場人物が多いので、名前を覚えつつストーリーを追うのが大変。ただ、GRでも原作の持つテンポとストーリー展開の面白さは十分に感じることができました。マフィア、そして警察の腐敗と、誰を信じてよいのか。いつか四部作にチャレンジしたいと思わせてくれるGRでした。

 

GRには世界の名作のリトールド版とてもたくさんラインナップされています。これをみんな読んだら、ほぼ名作は読破した、といっていいかも?というのはちょっと言いすぎですが、知ってるタイトルだけれど読んだことないな~という本をどんどん読んでいったら、知らぬ間にワード数が稼げて、力がついてました、とはいえそうです。

 

以前のGRで古典、のブログは下記です。

mazurka.hatenablog.jp

 

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