Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 子供時代に読みそびれた名作を英語で

子供の頃から本が好きで,いろんな児童書を読み漁っておりましたが,当たり前ですけど読まずに通り過ぎてしまった作品がたくさんあります。
多読を始めてから,そういうものを最初はGRや絵本で,そうしてだんだんと児童書もオリジナルで読めるようになってきて,ああ,これも読めてなかった!これ子供時代に読みたかったな~と,感動したり昔を思い出したりすることしばしば。こういうのも多読の楽しみですよね。
今回はそんな,大人になってから英語で読んだ児童書、絵本の名作本を取り上げてみたいと思います。

 

Tom's Midnight Garden YL8程度
言わずと知れた名作「トムは真夜中の庭で」。1958年の作品だそうです。
弟が病気になっておばさんのところに預けられてしまい,お休みが台無しになったトム。でもマンションの時計が13時!を打つとそこには素敵な庭が。それだけでも素敵ですが,だんだんトムはその庭の秘密に気づいていきます。。単なるファンタジーではなく,時間,思い出,大人になる事など,いろいろなことを考えさせてくれる,大人も楽しめる名作。少し古い作品のせいか,英語は少し難しく感じます。でもそのゆっくり進む感じも含めて楽しめる作品かと思いました。

 

From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler YL4程度
以前もご紹介いたしましたが,1967年作「クローディアの秘密」。大貫妙子さんの「メトロポリタン美術館」の元ネタ,とも言われていますよね。主人公のクローディアと弟の家で先はメトロポリタン美術館!でも単なる家出のお話ではありません。その後のおばあさまとのやりとりなど,もう一つ深さを感じます。子供の時はうっかりスルーしてしまっていたのですが,英語のタイトルをみたら読まずにはいられませんでした!
こちらが面白かった方,同じ作者さん(E・L・カニグズバーグ)の「The Second Mrs. Giaconda(ジョコンダ夫人の肖像)」もお薦めです。

 

The Children of Green Knowe YL5程度
「まぼろしの子どもたち」また「グリーン・ノウの子どもたち」として翻訳されています。シリーズものです。こちらも以前にご紹介した折に書きましたが,林望先生がイギリス滞在時に作者ルーシー・M・ボストンさんのところに下宿していたことでも有名ですよね。まさにこの本の主人公はそのおうちといっても差支えがないほど,大きな位置を占めています。ひいおばあさんの家で、冬休みをすごすことになったトーリー。そのおうちでは不思議なことがたくさん起こります。タイトルの“こどもたち”が意味するところが読み進めるとわかってきます。そういえば,先にご紹介したTom's Midnight Gardenとちょっと設定が似ていますね。でも読後感はちょっと違う気もしました。こちらはこちらで素敵。もし、ちょっとまだ難しいかな、という方。シリーズの一作「A Stranger at Green Knowe」がGR本で出版されています。こちらから手に取ってみるのもお薦めです。

 

Petunia YL2程度
「がちょうのペチューニア」こちらは絵本です。カラフルで本当にかわいい。1950年の本と知ってびっくりです。おっちょこちょいのペチューニア。本を持っているだけで賢くなれると信じています。。積読派?のマズルカ,ペチューニアを笑えないかも。読書の喜びと大切さを教えてくれる本。子供の時に手に取っておきたかった一冊です。

 

いかがですか。もう読んだよ,という方も多いかと思いますが,もしかしたらマズルカのように読みそびれていた方,また初めてお知りになった方もあるかもしれません。若い時に読んでおきたかった!と思う反面,この年になってこんないい体験(読書)させてもらった!という気持ちも。

大人の楽しみペーパーバックを楽々と英語で!というとはるかなる道のように感じられますが,まずは昔読みたかったものを英語で読んで楽しめるようになった,というのも一つの達成感といえる気がします。そうするとまた次のステップを目標に定めることができますものね。少しずつ達成感を味わっていくことが継続の,そして成功のカギ,というお話を聞いたことがありますが,そうだなあ,と。道半ばのマズルカ,頑張って(というかのんびり楽しく,になっておりますが)まいります。

 

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