Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 ホームズの弟子

マズルカの弱小ブロクで,訪問くださることが一番多いのは,最初の頃に書いた,多読とホームズに関するページのようなのです。やっぱり英語多読をしてらっしゃる方の中で,ホームズを読みたいって方,多いのかもしれません。

ホームズものはGRに結構ラインナップがありますので,多読の初期段階から楽しめていいですよね。マズルカもだいぶん助けられてます。そのあたりは下記にご紹介していますので,よろしければご覧ください。

 

mazurka.hatenablog.jp

 

ただ,ドイルが書いたホームズものは数が限られていますので,もう読んだよ,とか、ちょっと飽きてきた(orクラシカルな表現がちょっと苦手)という方も中にはいらっしゃるかもしれません。そんな方にお勧めなのが,他の作者によるパスティーシュです。パスティーシュというと,作風を模倣したものと理解しておりましたが,ウィキで調べてみましたら,金田一少年やルパン三世などの子孫が出てくるようなタイプもパスティーシュに含まれるようです。

さすがホームズもの,本当に多いのですよね。今回はそんな中で,リタイアしたホームズとそのお弟子さんの活躍を描いたシリーズものをご紹介したいと思います。

 

The Beekeeper's Apprentice YL8程度

主人公のメアリーはリタイアして養蜂家となった(なのでタイトルがBeekeeper’s apprenticeなんですね)ホームズとひょんなところから知り合い,ハドソン夫人やワトスンとも親しくなります。学生となったメアリーはホームズと共に事件に取り組むことに…。最初は小さな事件が出てくるので短編集?と思って読んでいたのですが,徐々に一つの大きな事件に収斂していきます。彼女自身も大きな過去のトラウマを抱えており,その背景もまた,少しずつ見えてきます。単なる推理小説というよりは,彼女の背景や葛藤なども共感しつつ読み進められるので,むしろ原作のホームズものより感情移入できました。謎解き,というよりは人間ドラマの部分,そして冒険活劇的な部分が多いかもしれません。とはいえ犯人が見えてきたときには、あれが伏線だったか!という点が沢山あって侮れません(犯人も、いろいろ想像してましたが、わ~って思いました。きっとシャーロキアンにはにくい仕掛け)。原作に沿っているのか,表現は若干クラシカルで単語も難しいと感じましたが,途中からどんどんのめりこんで読み進めることができた気がします。二人の今後の展開が気になったマズルカでした。

 

この他にもホームズもののパスティーシュには,彼の若い時代を描いたシリーズや,現代に置き換えたベネディクト・カンバーバッチ主演のBBCのドラマ等、列挙にいとまがありません。上記のブログでもいくつかご紹介しておりますので,よろしければご覧ください。子供向けのシリーズなどもありますのでいろいろなレベルで多読に活用できるかと思います。まだまだ気になっている未読本もあるため,良いものを見つけましたら,こちらでご報告させていただきますね。