Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 英語絵本で世の中について学ぼう

もともと絵本が好きでよく読みますが、こんなテーマについても絵本や児童書で英語圏のお子さんは学んでいるんだなあ、と感じることが多々あります。今回はそんな、ちょっと世の中を学べる本をテーマに選んでみました。

 

What Is the World Made Of?: All About Solids, Liquids, and Gases (Let's-Read-and-Find-Out Science 2)   YL2程度

世の中のものは何でできているの?という素朴な質問について、かわいい絵と共に丁寧に説明がされている本です。物質の状態(個体、液体、気体)というテーマについてわかりやすく説明されたこの本は、お子さんだけでなく、理科についての単語を学びたい大人にも役立つと思われます。シリーズ本です。

 

The Magic School Bus in the Time of the Dinosaurs (The Magic Schoolbus) 2程度

毎回先生の運転する不思議なバスに乗って実際に学びに行くThe Magic School Busシリーズ。今回は時代も超えて!恐竜の世界へ。恐竜やその時代について学ぶことができます。時代の名前や恐竜の名前など、結構難しい英単語もあります。また、さらりとメインの文章だけを読む、吹き出しなど細かいところまで読み込む、など読み方によって幅広い年齢、英語レベルの方々に興味が持てる体裁となっているかと思います。

 

The Popcorn Book YL1程度

Tomie dePaolaの絵がかわいいこちらの本、なんとポップコーンの歴史、種類などが学べる本です。なんでもコロンブスの時代まで遡れるのだそうです。読んでいるとポップコーンが食べたくなります。でもご安心ください、後ろにちゃんとレシピがついています!

Fast Food Nation (Scholastic Readers) YL3程度

同じく食品がテーマですが、こちらはちょっと深刻。大手チェーンハンバーガーショップのお肉に問題がある,という恐ろしいテーマなのですが、単にそこに留まらず、背後には移民問題など,アメリカのそして多くの資本主義国が抱えている問題が隠されている、というお話。同名映画のノベライズ版です。正直ストーリーそのものは楽しく読めるものでも、読みやすいものでもありませんが、易しい英語でかかれていますので、お子さんも読んでいただけます。子供の頃からこういう情報に目を通すことの大切さに思い至りました。

 

A Child's First Book of Trump YL4程度

これもある意味恐ろしいお話。アメリカにトランプという恐ろしい生き物が生まれました。どう対処すればよいでしょう?TVを切ること。でもどうしてもだめなら??

というか、こんな本を、ましてや絵本で出して大丈夫なのかしら?絵をご覧ください、絶対”あの方”を思い出しますよ。そもそもタイトルからしてそのままだし…。ある意味これが許されて、受け入れられるところにアメリカの懐の深さを感じるべきなのかもしれません。

 

戦争で死んだ兵士のこと YL2程度。

こちらは少しテーマとずれて日本の本ですが、日本語と英語が併記されており、英語でも読むことができます。

泉のそばで死んでいる兵士。1時間前は、2時間前は、とページをめくるごとに時間が遡っていきます。ある意味シンプルで、静かな本なのですが、死んだ兵士も自分と同じ人間だ、という”あたりまえのこと”がだんだん心にしみていきます。

残念ながら古本でしか読めないかもしれませんが、図書館などで見かけたら手に取ってみてください。このような世の中でこそ、読んでいただきたい本です。

 

今回はちょっと広いテーマでご案内してみました。お子さんにも読んでいただきたいし、大人にも手に取っていただきたいものばかりです。ご参考になれば嬉しいです。

蒸し暑い季節ですが、皆様お体にはお気をつけてお過ごしください。