Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 細切れ時間に短編集を

大人の英語多読は、お仕事もあるし、家事もあるし、続けるのは結構大変ですよね。マズルカも読みかけてみたものの、時間が経ってしまって、あれ、どんなストーリーだっけ、と後戻りしたりすることもしばしば。それに疲れて長編はちょっと手に取るパワーがない、なんてことも。かといって短いからと絵本ばかり、というのもレベルアップに不安を感じます。そんな時にお勧めが短編集です。電車に乗って1編、お昼休みに1編など、細切れ時間に読み終えることができて、ちょっとした達成感も得られます(大事ですよね)。

 

GIFT OF THE MAGI & OTHER STORIES PGRN1 (Penguin Reader, Level 1) YL1.5程度

GRの入り口から、短編が楽しめます。短編といえばこの方、O.ヘンリー。有名な賢者の贈り物他、5編が入っています。

 

Tooth and Claw - Short Stories Level 3 Oxford Bookworms Library YL2.5程度

短編といえば、この方も外せません。短編の名手、サキの作品集。ブラックユーモアに満ちた作品の味わいは、GRでも満喫できます。こっそり動物を飼っている少年のお話、というと温かいイメージがわきますが、サキにかかるとそんなことには収まりません。。

 

Advanced Stories for Reproduction 2 YL3程度

40のショートストーリー集です。ユーモアにあふれており、1987年の出版から長年人気なのもわかる気がします。1から3のレベルに分かれていますので、お好きなレベルをどうぞ。

 

My Humorous World Part 2 YL4程度

My Humorous Japanで有名なブライアン・ポールさんが今回は世界を舞台に。クスりと笑えるユーモアはこちらにもちりばめられています。ご安心ください。

 

The Twelve Terrors of Christmas YL4程度

ジョン・アップダイク著、エドワード・ゴーリー画、と聞くとテーマがクリスマスだからといって、単純に朗らかな作品になるわけはありません。ゴーリーの絵は不気味で、アップダイクの詩は決してわかりやすくはありませんが、ダークテイストがお好きな大人にお勧めです。短編集というよりは詩集。

 

アメリカン・ビート―American beat 【講談社英語文庫】 YL6程度

シカゴ・​トリビューンの名コラムニスト、ボブ・グリーンの作品。以前もご紹介したのですが、やっぱり短編集というとこの方の作品をスルー出来ません。表現が難しく感じるところがありますが、それでもぐいぐいひきつけられて読み進められます。ほろりとしたり、にやりとしたり。ぜひトライしてみてください。お気に召した方は、チーズバーガーズ―Cheeseburgers もどうぞ。

 

短編集をご紹介と思ったら、ユーモアやシュールさにあふれた魅力ある作家さんの作品が集まりました。短いからこそ、研ぎ澄まされた言葉が、ぎっしり、みっしり詰まった作品たち。いくつかご紹介したリトールド版でもそれは伝わってきます。短く、シンプルなので、少し難しく感じたりもしますが、その分読解力が鍛えられる気も致します。すき間時間のお供にいかがでしょうか。止まらなくなるかもしれませんけれど!