Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 読んで楽しい、学んで役に立つ?世界の昔話

以前短編は多読向き、というお話をさせていただきましたが、短編の中でも昔話はとっても向いているなあ、というのが今日のお話です。

昔話って短くてもちゃんと起承転結があって、親しみ深いものが多いですし、シンプルで子供でも理解しやすいストーリーが多いので、英語が少し難しくても理解できることが多いような気がします。どんなかんじか、少しご紹介してみますね。

 

まんが日本昔ばなし―Once upon a time in Japan YL1.5程度

やっぱり日本の昔話から。こちらは講談社英語文庫から出ています。第1巻のこちらは桃太郎や一寸法師など10編の昔話が収録されています。以外にあれ、こんな話だっけ?と懐かしく思い出すものもあり、息抜きにもぴったりです。シリーズで同文庫から出ています。タイトル通りまんが日本昔ばなしの絵が入っているのも、昔テレビで楽しんだ世代には嬉しいかも。

 

イギリス昔ばなし―Once upon a time in England YL2.5程度

こちらも講談社英語文庫から。11篇の中には、ジャックと豆の木、三匹の子ブタのように既知のものから、初めてもしくは記憶が定かでないものまで(個人的感想です)。柄も可愛いので楽しんでください。

 

アメリカ昔ばなし―American folk tales YL3程度

講談社英語文庫。上記2冊とは異なり、ハワイの先住民、ネイティブアメリカンの昔話など、知らないお話が多く、興味深く読めました。いろいろなルーツを持つ方々が集まって出来たアメリカという国の多様性を垣間見るような気がしました。お子さんにも,大人にもお薦めです。

 

Tales from the Arabian Nights (Penguin Readers, Level 2) YL2.5程度

有名な千夜一夜物語から数編が収録されています。シンプルな英語ですが雰囲気を十分楽しめ、王様じゃないですがもっと続きが読みたくなります。GRのlevel2でこれが楽しめるのはいいですよね。

 

イソップ物語 [英語版ルビ訳付] 講談社ルビー・ブックス YL4.5程度

ルビがついているので上記YLは少し高いな、と思われる方でも十分お読みいただけます(ルビ訳は人によってかえって読みづらい方もありますので、好みが分かれるかもしれません)。北風と太陽、アリとキリギリス、など有名なイソップのお話がたくさん入っています。とても短いので細切れ時間に楽しむのにも向いています。

 

今回はまず手に入りやすいということもあり、日本の出版社から出たものを中心にご紹介しましたが、もっといろんな場所の昔話を、できればその国の出版社で出たものを、探して読んでみたいと思っているマズルカです。例えば私たちが日本昔ばはしをテレビで見て、赤羽末吉さんの絵のももたろうももたろう (日本傑作絵本シリーズ)を読んで育ったように、きっと長期間読み継がれているそれらの昔話の本は、その国のお子さんたちが読んで育った共通文化、でしょうから、ある意味文化的基盤というかルーツのようなものともいえる気がします。そしてこれらを読むこと、知ること、理解することは、今後の英語読解を助けてくれるような気もしています。そう、聖書の知識が英文学理解に大切、と言われるのと同じように。

と同時に、昔話を読むとどの時代も、どの国も、人ってみんな、同じようにおバカさんで、ときどきずるがしこくって、そして愛らしくって、みんなおんなじだな~って思わせてくれますよね。これってなんだか貴重な感覚のような気も。

なんて、いろいろ書きましたが、そんなことを抜きにしても読んでいて面白いのが一番の多読にお勧め、の理由なんですけれど!

 

短編集についてのご案内は下記をご覧ください。

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