Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 Page Turnersはその名の通りやめられない本が満載

先日の易しめの本を読む,の延長のようなかんじで,最近Graded Readersをよく読んでいます。中でも最近気になっているのは(今頃,なんですけれど),その名もPage Turnersシリーズ。
Page-turner(読みだしたらやめられない本!)なんて強気,と思いましたが,これがなかなか。それもそのはず,多読界の権威!日本でも教鞭をとっておられたRob Waring先生が監修されているのだそうです。

cengagejapan.com

何冊か読んでみておりますが,いずれもシンプルな英語でありながら,大人が十分に楽しめるストーリーになっています。というかちょっとシニカルなストーリーも多くて,むしろ大人が楽しめる(子供向きではないかも‥)というものも結構見受けられました。まじめな本ばっかりじゃ飽きちゃうよ!という大人の英語学習者にぜひ。

Amazonから表紙絵を取ってまいりましたが、絵の掲載がない本がありました。ご了承ください(絵をクリックするとアマゾンには飛べるようになっています)。

 

Dino Nightmare level 5
時代は未来。過去へのタイムトラベルも可能になって,恐竜ツアーに参加している主人公たち。だが機械トラブルで恐竜のいる真っただ中に放り出されて…。と書くとなんだかSF冒険もの,みたいに感じるかもしれませんが,むしろ人間ドラマ。オプティミストが真っ先に危害にあったり(なんてシニカル),極限状態で相手の真実が見えて愕然としたり。ラストは見解が分かれるところかも。マズルカはすごく嫌なことを考えついてしまったのですが,皆様はどうかしら。なんて書くとお手に取っていただけなさそう。でも考えつつ面白く読めますよ!

 

Picture in the attic level 6
古い家に越してきた若夫婦。妻は屋根裏に何かがいることに気づくが、夫も隣人も,誰も信じてくれない…。妻が内緒にしているある秘密を知っている読者にとっては余計にヤキモキ。どんどん気になって読めるよ~と思ったら,作者はGRの名手Richard McAndrew。是非。

 

Three Tales of Deadly Desire level 6
何でも売っている不思議なお店。そこでほしくてたまらないものを手に入れた3人がそれぞれ主人公の短編集。そのお店では欲しいものを手に入れるために,何かを対価として支払わなくてはなりません。完璧な女性を手に入れたいシンガー。いつも不満だらけの若者。年を取って夫に飽きられることを恐れている妻。お店で欲しいものを手に入れたはずですが。幸せって何だろうと考えさせられる一冊です。マズルカの感想…うーん,なんかショック。

 

DEAD BEFORE MIDNIGHT level 7
死亡した殺人犯が脚本を書いた呪われた舞台を上演しようともくろむ野心家のディレクター。鬼気迫るまでにのめりこんでいく彼を心配する主演女優でもある妻。果たして無事に幕は開くのか…。

 

最初にも書きましたが,むしろ大人向けのストーリーがたくさんです(マズルカは読んでいないのですが,学園ものなどもある模様。そちらは若い方向けかもしれません)。名作ばっかりじゃあ物足りなくなってきた,という大人の英語多読者の方にぜひ手に取っていただきたいと思いました。