Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

英語多読 ムーミンは実は深い

皆さん、ムーミン一家のシリーズはお好きですか。マズルカは大好きです。主人公のムーミン一家だけでなく、ミイやスナフキン、スノークのお嬢さん、ヘムレンさんなどなど、魅力的な登場人物ばかりです。
なんとなく子供向けのイメージが日本では強いですが、作者のトーベ・ヤンソンは政治風刺雑誌「ガルム」に風刺画を描いていた政治色の強い方です。第二次世界大戦すぐ後に発行されたムーミンのストーリーにもその片鱗は見受けられます。小説シリーズは、単にアニメや絵本のムーミンとは違う、家族の関係、自然との共存など大人でも楽しめて、考えさせられるラインナップとなっています。一度手に取っていただくと目の前に新しいムーミンの世界が広がるかもしれません。

 

Moominpapa's Memoirs
小説第4作「ムーミンパパの思い出」。この作品はムーミンのお父さん、ムーミンパパの若かりし冒険の日々をつづっています。ムーミンたち子供に向けて、お父さんが読み聞かせる形をとっており、ムーミンママとの出会いなども描かれています。ムーミンの世界が大好きな方に。

 


Finn Family Moomintroll
小説第3作「たのしいムーミン一家」。初めて英訳された作品のため第1作と思われている方も多いかも(マズルカもそうでした)。冬眠から覚めたムーミン一家の。秋までのムーミン谷でのおはなし。ひこうおに(ゴブリン)が出てきたりと、不思議なムーミンワールド全開です!

 


Moominland Midwinter
小説第6作「ムーミン谷の冬」冬眠中にふと目覚めてしまったムーミン。せっかくの冬を見に行こうと家を出ますが。。

原作が英語でないせいか(翻訳物のせいか)、英語版もとても読みやすくできている気がします。YL4.5程度で、長さも3万ワード程度ですので、短めの児童書に飽きた大人の方にお勧めです。