朝ドラはご覧になっておられますか。書いておきながらなんですが、マズルカは仕事の関係でずっと見られない人生を過ごしております。
そんな状況ですが、「ばけばけ」はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とその妻セツの物語である、だとか、ご夫婦デュオ、ハンバート ハンバートの歌う主題歌「笑ったり転んだり」はなんかよいかんじね、とかは存じ上げております。
そんなこともあり、GRのKwaidan(怪談)を再読してみました。
耳なし芳一や雪女などのメジャーなお話に加えて、夢とも現実ともいえない不思議な体験を描いた、安芸之助の夢 (The Dream of Akinosuke)なども掲載されております。一話一話は短く、シンプルな英語ではありますが、不思議な余韻を感じるお話が多く、大人も楽しめる短編集となっております。
ハーン作品のかわりどころとしては、ニューオリンズ時代に関心を持ち、取材・収集したクレオール料理についての本があります。単なるレシピ集に留まらず、クレオール文化を感じることができる彼ならではの料理本です。英語ではなく、日本語で読みました。
ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本
こちらも英語の書籍ではありませんが、ハーンの妻である小泉節子(セツ)さんが夫との生活を書いた、「思ひ出の記」もとてもお薦めです。文学者ラフカディオ・ハーンのイメージとはまた異なる、セツさんの描く、少し頑固だけれど家族を大切にするヘルンさんの姿は愛すべき夫、そして父として目の前に浮かんできます。
短い本ですので、ぜひ手に取っていただければと思います。
なんだかあまり、英語多読ブログっぽくない記載となりました。ただ、いろんな側面からラフカディオ・ハーンをみることができるかな、という気もしております。そもそも人って誰でも単純に切り取れるわけではありませんものね。彼のように作家であり、多国籍のバックグラウンドと複雑な人生、様々な土地での暮らしを経てきた方ならなおさらでしょう。今はハーンの文学論集を手に取ってみておりますが、こちらは歯ごたえのある本で、なかなか読了が難しそう。
多読から始まって単純に、いろいろ興味で読書をしていく(流れていく)のもよいな、という今回の締め、となりました。
GRではなく、オリジナルのハーンの英文が読んでみたい、という方はこちらから。
The Project Gutenberg eBook of Kwaidan: Stories and Studies of Strange Things, by Lafcadio Hearn


