英語多読を少しずつレベルアップしていく、その各段階で楽しめる素敵なシリーズがありますので、ご紹介させてください。その名も、No. 1 Ladies' Detective Agency
アフリカのボツワナが舞台というところもちょっと異色です。
主人公はボツワナ最初の女性探偵プレシャス・ラモツエ。大きな謎を解決していく、というよりは主人公をめぐる人間模様や、描かれているアフリカの風景、文化を感じたりすることが楽しいシリーズといえるかもしれません。イメージとしては北村薫さんなどの「日常の謎」を解いていくお話が好きな方におすすめです!
The No.1 Ladie's Detective Agency
まずは、GRで楽しめます。YL3程度です。こちらがシリーズ第1巻。
Tears of the Giraffe Book and MP3 Pack
こちらは第2巻。この本もGRで読めます。YL4程度。
オリジナルのペーパーバックに進む前に、少し寄り道して、プレシャスの子供時代のストーリーはいかがでしょうか。
The Great Cake Mystery: Precious Ramotswe's Very First Case
YL3程度。プレシャスの子供時代、どうして探偵を目指すようになったかのルーツが描かれます。絵もカラフルな版画のような雰囲気でアフリカっぽい、といってよいのでしょうか、素敵です。こちらもシリーズになっています。
だんだんYL3-4程度でプレシャスの世界に慣れてきたら、オリジナルに挑戦はいかがでしょう?意外に敷居が低くなっていると感じられるのではないでしょうか。
The Kalahari Typing School for Men
こちらは第4巻。私はGRでなくオリジナルで読みました。YL6程度(ペーパーバックの中では読みやすいほうだと思います)。
男性のためのタイピングスクールをプレシャスの秘書さんが開設します。男性優位の世界で奮闘する模様はどの国でも同じなのかもしれませんね!
まだちょっとオリジナルは、という方は、この巻もGRで読めます。
PLPR4:The Kalahari Typing School for Men BK/CD PACK (Penguin Readers (Graded Readers))
※調べてみたのですが第3巻(Morality for Beautiful Girls)はGRで出てなさそうです。
このようにGRや子供向けのサイドストーリーなどで人物関係や世界観に慣れていくと、案外YLが高くても自然にオリジナルを楽しめるかもしれません。同じ本をまずGRで読む、というのを以前におすすめしましたが、2度同じお話は・・という方でも、こういう読み方なら無理なく楽しめるのではないでしょうか。よかったら試してみてください。