Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

ミステリーで多読 Graded Readersで入門

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(updated:2020/04/23)ミステリーは多読に向いている!というのはよく聞くお話です。でも、だからといって突然ペーパーバックを手に取っても、うぇ~ってなりますよね。。そんな方におすすめがGraded Readers(GR)です。各社GRの中にはミステリーの有名作品のリトールド版が目白押しなのです。まずはGRでトライしてから、いずれはオリジナル!というのはいかがでしょうか。断然とっつきやすくなりますよ!

 

ジーヴスシリーズ 

Oxford Bookworms Library 5 Jeeves & Friends

上皇后美智子様がお読みになりたい本として挙げられたジーヴスシリーズのリトールド版。数十年前の作品ですが、ウィットに富んだストーリが本当に面白い!リトールド版でもその雰囲気、十分楽しめます。

 

ブラザー・カドフェルシリーズ

The Oxford Bookworms Library Stage 4: 1400 Headwords: "A Mordbid Taste For Bones"

ドラマになっていましたからご覧になった方も多いのではないでしょうか。殺人は起こりますが、中世の修道院や町を舞台に、むしろゆったりとしたかんじでストーリーは展開されます。おすすめ。 

 

モース警部シリーズ

The Oxford Bookworms Lirary: Stage 5: The Dead of Jericho

コリン・デクスター作品。女性好き中年のモース警部。モース警部自身が疑いをかけられたりと、予想しながら読み進めても二転三転。リトールド版でも十分その楽しみを味わえます。

 

 

Macmillan Readers Silent World of Nicholas Quinn

こちらもモース警部シリーズ作品。被害者は耳の聞こえない男性。どうして彼は殺されたのか?周りは怪しそうな人ばかり。

 

ジョン・グリシャムの作品を3つ。

どうしても長編なので、登場人物が多いところが大変ではありますが、どの作品もオリジナルの雰囲気を感じられ、十分どきどきしつつ読み進められました。法律英語の勉強にもなります!

 

Penguin Readers: Level 5 THE FIRM (Penguin Readers (Graded Readers))

「法律事務所」。トム・クルーズ主演で映画化もされましたね。

 

Penguin Readers: Level 5 THE RAINMAKER (Penguin Readers (Graded Readers))

「原告側弁護人」。中盤から次が気になってどんどん読み進められました。

 

STREET LAWYER PGRN4 (Penguin Readers (Graded Readers))

「路上の弁護士」。最初は野心を持っていた主人公が、路上生活者のための弁護士に。ハラハラドキドキ読み進められます。

 

Sue Graftonの私立探偵Kinsey Millhoneシリーズ

Macmillan Readers A Is For Alibi Intermediate Reader

私立探偵Kinseyが夫殺しの罪で服役した女性からの依頼で真犯人を探す話。複数の殺人事件がからみあって複雑なストーリー。後半急に犯人が判明してしまう、というあっけないところはありましたが、全体的には引き込まれて読み進められました。“B”以降もリトールド版で楽しめます。

 

最後に古典的作品から2つご紹介。

 

The Moonstone (Penguin Longman Readers Level6)

コリンズの古典的名作「月長石」のリトールド版。あの長編をこんなに短く?と思いましたが、読んでみたら結構コンパクトにまとまっていて面白く読めました。不気味なインド人たちの活躍するところなど雰囲気ありあり、です。

 

Murders In The Rue Morgue (Oxford Bookworms Library, Crime & Mystery)

エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」。ご存知ない方にはネタバレNG、の作品ですね。でも日本語版で読んで結果は分かっていてもまた英語になると楽しめました。

 

以前原作を最初に読むと難しいので、まずは日本語で、というお話をきいて、なるほどな、と思いましたが、リトールド版を読んでおいてからオリジナル、というのもまたおすすめです。日本語版を先に読むのと違い、おおまかな流れは分かっていても、細かなサイドストーリーや伏線など、新たな情報がたくさんで十分楽しめますから!それでいてメインのストーリーは理解していますから、大きな誤解は防げます。この他にも各社からたくさんの作品がGRにされていますから、是非皆さんお好きな本を手に取ってみてください。

 

ミステリーで気楽に少しずつレベルを上げてみたい方に。

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